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2024.08.10 Sat

パレスチナ支援を目的としたチャリティー・シングル 「それはかつてあって 2024」をリリース

思い出野郎Aチームが、パレスチナ支援を目的としたチャリティー・シングル「それはかつてあって 2024」を8/11にbandcampでの配信とCDでリリースします。
CDは渋谷WWW Xで開催される「ソウルピクニック2024」から販売開始です。
関東大震災における朝鮮人虐殺の歴史や入国管理局による難民、移民への人権侵害をテーマにした2019年リリースの楽曲「それはかつてあって」を新たにレコーディング。
近年のライブアレンジを下敷きにした、アフロ・ファンク・ディスコチューンにリアレンジし、悪化の一途を辿るパレスチナの虐殺をうけて、歌詞を加筆しました。
改善の兆しが見えない国内の入管問題に強く抗議するとともに、パレスチナへの人道支援を目的として、微力ながら売上金は全額、パレスチナ赤新月社をはじめ、各支援団体に寄付いたします。

[Vo&Tp 高橋一 コメント]
もう何年も「それはかつてあって、今も続いている」と歌ってきたけれど、「それ」は続いているどころか現在進行形でどんどんひどくなっている。
関東大震災における歴史的事実を想い、「ジェノサイド記憶は遥か遠く」と1行目に書いたが、パレスチナでは今この瞬間も人々が虐殺されている。
分断が深まる時代のなかで、他者の過ちはよくわからないが、自分自身がこのひどい状況を前に「何をやっていないのか」「何から目を背けているのか」はよくわかる。
思い立ってから随分時間がかかってしまったし、決して効率の良い手段ではないですが、少しでも苦境に立たされている人々の支援になればと思い、メンバー、スタッフの助けを借りてニュー・シングルを作りました。荒々しくも良いテイクが録れたと思います。
是非手に取って聴いてください。よろしくお願いします。

[それはかつてあって 2024 歌詞]

九月の路上で君は踊れない
ジェノサイド 記憶ははるか遠く
また再度起きる前に メモっとく
ラッカー塗料 無修正の歴史
ブロック塀 即席の石碑
塗りつぶされた 記憶は弱者に
取り壊しても傷跡は
街角に残り続ける

目を瞑らずに祈って
耳を塞がず声を聞く
路上に花を飾って
足を止めずに歩き続けろ

それはかつてあって
今も続いてる

ガザに背を向けて俺は踊れない
ジェノサイドが目の前で起こってる
キャタピラに砕かれた人々
生きたまま焼かれる子供たち

目を瞑らずに祈って
耳を塞がずに声を聞く
路上に花を飾って
足を止めずに歩き続けろ

目を瞑らずに祈って
瓦礫の下の声を聞く
見過ごしてきた虐殺を
止めるために叫び続けろ

10:0の加害者にかぎって話を遮ってなかったことにしたがる
だけど誰もがもう知ってる
クラウドは共有されてる
間抜けなコントロールフリーク
どうしようもない管理局
彼らは君が踊ると苛立つ
だから限界までボリュームを上げる

目を瞑らずに祈って
耳を塞がずに声を聞く
路上に花を飾って
足を止めずに歩き続けろ

それはかつてあって
今も続いてる

《Release INFO》―――――――――――――――――――

「それはかつてあって 2024」
No:KAKU-213

1.それはかつてあって 2024
2.それはかつてあって 2024(INST)

Music by 思い出野郎Aチーム
Lyrics by 高橋一
Mixed by 高橋一
Mastered by 木村健太郎
designed by 國枝達也

bandcamp:https://o-y-a-t.bandcamp.com/album/2024